中 国 語

BACK HOME

中国語のワープロ入力

 


.中国語のワープロ入力 2001年4月4日  TOP   

 

 中国語のワープロ入力はなかなか決め手がないらしい。中国語を学んだ日本人からすると、ピンイン(拼音)=新中国成立後制定されたローマ字式発音記号があるのだから、日本語ワープロが仮名漢字変換を行うように、中国語ワープロもピンイン漢字変換を行えばいいと思うのだが、そこに難点がある。

 まず、中国は広大であり、方言差が激しい。誰もが「普通話」(プートンファ)=北京語をベースとした中国の共通語を自由に操れるわけではない。だから、機械操作的な面を除いても、漢字の正確なピンインが分からないので、中国語のワープロで中文を打つのは、なかなか大変だという。

 案外、一から「普通話」を覚えた外国人のほうが、中国語ワープロも操作しやすいようだ。

 

 漢字の部首を使うなど、色々な入力法が工夫されているようだが、やはり速度の点から考えると、一字一字入力していては時間がかかるから、やはりピンインによる入力が理想的であろう。

 確かに困難はあるかもしれないが、今後の中国経済の発展は、必然的に「普通話」の普及を要求するだろうし、また現在では、経済発展の必須条件であるコンピューターの普及もまた急速に「普通話」の普及を要求し、なおかつ「普通話」学習に効果的な手段を提供するものと考えるのだが。